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思いついたときに適当なことを書いてます。未来の自分に残す、日々の記録のような使い方なので流し読みでお願いします。

#020 (曽我部恵一)

日曜日の感想などです。
曽我部恵一 ソロ・アコースティック・ツアー 2008−2009@香川・小豆島 フォレスト酒蔵森國ギャラリー

20年ぶりくらいに小豆島に行ってきました。フェリー乗り場には「いかにも」って雰囲気の、around30な優しそうな男女が集っていました。なんとなく、既にやさしい空気に包まれてました。

フェリーのなかでうどんを食べ、ギリシャの神殿のような不思議な建物のそばの港に着き、シマバスに乗って10分くらいで下車。ワクワクするようなS字路地を歩いて会場が近づくと、曽我部氏の曲が聴こえてきました。「会場の外でCD流しているのかな?」と思っていたら、実はライブ会場が野外だということを知りました。
趣のある日本家屋の前にある庭、広々とした敷地に砂利が敷かれている庭。そこに一升瓶をまとめて運ぶためのプラスチックの酒ケースが椅子代わりとして、無造作に200個ほど並べられていました。

「野外だったんか?!」と驚く暇もなく、聴こえていた声がリハ中の曽我部氏本人の声であったことがもっと驚いた。何年ぶりかに見た彼は、予想通り丸くなっていた。かなり。
開場までまったりとすごした。この時点で満足感は高かった。
開場後、前のほうの席(酒ケース)を確保して物販を見ながら過ごす、トイレを探すと、カフェ&barとなっている日本家屋の中に一つだけあった。男女兼用で、しかも一つしかないので常に人が5、6人待機しているような状態だった。並んでいたら、トイレの前にあるカフェの客席に曽我部氏がいる!。どうやら控え室はそのトイレの前の席らしい。トイレを待つ自分の1メートル先に彼がいる。明るい外を見ながら小さな音でギターを弾いていた、1メートル前で。
緊張していたので何の曲を弾いていたのかを忘れたけど、とても素敵な時間が流れていた。

15時から島津田四郎というCoolな男のオープニングアクトが20分ほどあり、15時30分頃、ギターを持った曽我部恵一が、酒ケースで作られたステージに上がった。

01 東京
02 恋におちたら
03 女たち
04 our house
05 おとなになんかならないで
06 春を待つ人
07 今日を生きよう
08 あじさい
09 結婚しよう
10 チワワちゃん
11 真昼のできごと
12 瀬戸の花嫁
13 時計をとめて
14 月光荘
15 吉祥寺
16 テレフォン・ラブ
17 クリスマスにほしいもの
18 ギター
19 24時のブルース
20 LOVE-SICK
21 青春狂走曲
22 魔法のバスに乗って
23 愛のかけら

encore1
24 週末
25 STARS

encore2
26 きれいだね

encore3
27 コーヒーと恋愛

実に濃厚なライブだった。途中で雨も振り、どんどん寒くなったけど、それすらが演出の一つのように感じた。

どの曲も素敵だった。中でも「東京」「恋におちたら」の流れは感動的だった。初めて聴いてから今日までの12年間のいろんな出来事を思い出した。本当に感動的だった。

ありがとう!曽我部恵一サニーデイ・サービス